常磐公園の改修について、市土木部公園みどり課が実施したアンケートの回答率の高さに驚いた。対象は無作為に抽出した市民三千人。そのうち千二百十五人が回答を寄せたという。実に四一%だ。しかも、そのうち約七割の人が、この改修計画について「知っている」と答えたというではないか。旭川は、これほど文化度が高いまちであったかと、正直いうと見直したりして。

 二・三面の記事を読んでいただけば分かる通り、この常磐公園の改修事業について検討する懇談会が十七日に開かれ、そのアンケート結果について八人の委員が意見を述べた。あらら、と感じたのは、委員の方々は「四一%」が「低い」という認識であること。

 「回収率が低いというのは、関心が低いとともに、行政任せでいいと思っていることでしょう。私はこのままの計画案でいいと思う」

 この発言について少々説明すると、商工会議所の副会頭であられるこの方は「市民の関心は低い。つまり、行政にお任せすると言っている。だから、市が計画している通りに、堤防の樹木を切り倒して緩斜面化するべきだ」と述べている。

(工藤 稔)

(全文は本紙または電子版でご覧ください。)

●お申込みはこちらから購読お申込み

●電子版の購読は新聞オンライン.COM

ご意見・ご感想お待ちしております。