旭川市東光8条3丁目
TEL33―5677
東光の千代田小学校のそば、バス通り沿いにある持ち帰り寿司の「ぱすし」にお邪魔しました。
名前がとてもユニーク。由来を店主の谷澤之信さん(42)に聞くと「パッと気軽に来店してもらえるように」と笑顔で答えます。市内の寿司店で腕を磨き、多くの人たちに新鮮な寿司を気軽に楽しんでもらおうと昨年八月に開店しました。
店内のショーケースには細巻きや中巻きがズラリと並びます。かんぴょうやカッパ、納豆など巻き寿司は一本六十円から三十種類以上の品揃えです。
握り寿司は全て一貫づつ。注文を受けてから握ります。甘エビ五十円、サーモン六十円、まぐろ九十円、いくら百三十円など、どれも良心的な価格です。握り寿司盛り合わせ(一人前十貫)は七百四十円から千三百六十円まで四種類あり、事前予約も可能です。
押し寿司の「バッテラ」(四百五十円)は一人前七貫入り。サバの〆具合は強すぎず、ほど良い酸味が酢飯とマッチしてとても美味。「サラダ巻き」(二百六十円)は海苔の代わりに錦糸たまごで巻いた太巻きです。シャキシャキのサニーレタスの食感とツナなどの具材との相性も良く、子どもに人気の一品だそうです。
店内にはイートインスペースがあって、その場で食事も出来ます。ソフトドリンク百二十円、生ビールは四百円、これは穴場かも。
店のキャッチフレーズは「いつでも新鮮、握りたて」。おすすめします。
午前十一時から午後七時まで。月曜定休。
(取材・草嶋一介記者)
ケロコのひとことメモ
お店の前は通っていたけれど、ちょっと入りづらかった。でも入って正解。
イートインスペースがある。メニューを見たら握りもある。そりゃ食べます。
握りは一貫から注文でき、甘エビ、〆サバがなんと50円。50円に多大な期待は抱きません。でも、プリプリの食感の甘エビ。ご飯の上に品良くのっている〆サバのたたずまいの上品なこと。見た目の通り味も秀逸。180円のボタン海老も食べてみたら、これまたすごい。
一人でやってますからと商売気があまりなさそうだけど、このお店はリピーター率がきっと高いぞ。