旭神2ノ2
TEL65-7085

img近所に住んでいないと知らない、美味しいお店ってありますよね。今回お邪魔した「ラーメンのささき」は、そんなお店です。

オレンジ色の建物に「皮からの手造りギョウザ」と書かれた大きな黄色の看板。店内は真っ赤なカウンターとテーブル席。大きな通りが近くにあるのを忘れるぐらい、とても静かでゆっくりしたくなる雰囲気です。

この場所でお店を始めて二十三年、現在は佐々木秀子さん(55)が一人で切り盛りしています。物静かで、時々見せる笑顔に癒される、まさに看板娘…?!。

img看板メニューのギョウザは、プックリ丸みのある大きめのシルエット。皮は少し具が見えるぐらいの薄さ。食感はもっちり。ニンニクよりもショウガの分量が多く、とてもさっぱりした味です。「四川料理の師匠から教わった創業当時から変わらない味」とのこと。隠し味にラー油が入っています。六個で四百円と、とてもリーズナブル。

ラーメンは、豚骨と煮干を使ったシンプルで懐かしい味のスープ。後味も良く、とても美味しいです。実家がラーメン店だった佐々木さんは、よく店の手伝いをしていたので自然に作り方を覚えたとか。ラーメンは「昭和三十年代の味」だそうです。正油ラーメンは五百円。

imgその他にも五目ラーメン(七百円)や、中華丼(六百八十円)など色々あります。どれも安いのでラーメンとご飯物、ギョウザを組み合わせてみては。

営業時間は午前十一時半から午後八時まで。日曜定休。ギョウザはお持ち帰りができます。

(取材・佐藤日奈子記者)

ケロコからひとこと

こういうお店を見つけることができるから、町をウロウロするのをやめられません。電信柱の看板が気になって探して行ってみると、小さなラーメン屋さん。「皮からの手造りのギョウザ」と書いてある!

早速ラーメンとギョウザを注文。正油ラーメン五百円に、ギョウザは六個で四百円。「大丈夫なんですか?」と言いたいぐらいリーズナブル。

imgラーメンは優しい味でくどくなく、とても美味しい。ギョウザは生姜が利いていて、手作りの皮も厚すぎず、お母さんの心のこもった味がします。

こざっぱりとした清潔な店内。ポットに水、冷たいウーロン茶、熱いウーロン茶が並んでいます。ぜひ行ってみて下さい。

2008年08月05日号掲載