3ノ6 すずらん小路
TEL27-1986

img三条本通六丁目から、二・三仲通に抜ける「すずらん小路」。一歩足を踏み入れると懐かしい雰囲気が漂います。ちょうど小路の中ほどにあるのが今回お邪魔した「田、ぬき村」です。

img四月で十二年になるお店は、入るとすぐにカウンター、奥には小上りがあります。カウンターでおススメのメニューを店長の丸山博史さん(38)に教えてもらいながら楽しむのがいいでしょう。

お通しから美味しい。カニとオクラと新鮮な魚のアラを合えた一品。思わず「おかわり下さい」と言いたくなります。

img気になったのが「のれそれポン酢」(七百円)。「のれそれ」は穴子の稚魚で、白魚が平たく伸びたようなシルエット。噛むとプニュッとして喉越しがよく、とても美味。残念ながら、時季は四月の上旬まで、気になる人はお急ぎ下さい。

常連さんが勧めるのは、旬の魚介類。ボタンエビ刺(二匹・千二百円)は、大きくて、モッチモッチ。口がエビに占拠されます。活〆平目刺(七百円)は、エンガワが美味しい。

img生で食べても美味しいタコを天ぷら(五百円)で食べるとサクサクの衣の中から、柔らかいタコが登場。シシ唐と舞茸の天ぷらも、とてもいいお味。

「最後はなににしよう…」と思ったら、ぜひ食べて欲しいのがとろろ雑炊(六百円)。二、三人で食べるのに丁度良い量です。とろろがまんべんなくご飯に絡み、トッピングの海苔とダシの香りが口中に広がって、あっさり優しい味です。

営業時間は午後六時から午前二時まで(平日は午前一時まで)。無休。

(取材・佐藤日奈子)

ケロコからひとこと

imgここは、もう、すっかり気に入ってしまい、通っています。

鮮度抜群のお刺身はピカピカ光り、思わず写メを撮りました。ご飯物やパスタも私の好きなメニューがズラリと並び、注文する時に悩んでしまいます。

「高菜やまわさまぜご飯」が美味しかった。この前は活ヒラメ、マグロ、ツブの刺身、うどの芽の天ぷら、山葵(やまわさび)のかかった白菜の漬物が並べば、やっぱり白いご飯ですよね。お腹いっぱい食べました。

imgしかも、とっても安い! 思わず「これでいいんですか」と聞いてしまいました。とにかく絶対に行くべきです。

2009年03月24日号掲載