東光9ノ3
TEL34-5076

 「喫茶館 カフェオ」にお邪魔しました。「カフェオ」はギリシャ語でコーヒーの意味だそうです。いつか自分で喫茶店を開きたいという夢を実現して、今年で七年目の同店は、オーナーの渡部克己さん(56)と奥様の二人が切り盛りしています。

 注文が入ると豆を挽き、湿らせたネルをギュッと絞って「パンッ」と手で挟みます。この時点でとてもいい香り。一杯一杯丁寧にコーヒーを淹れます。せっかく来たのだからと、オリジナルの「カフェオブレンド」(四百三十円)を注文。酸味、苦味が良いバランスで、とても飲みやすいコーヒーです。

 喫茶店初心者を代表して色々聞いたところ「まずは、ブラックを飲み、ミルクを足して飲み、砂糖を混ぜ飲む。そんな飲み方をする人もいるよ」と教えてくれました。そして、利き酒ならぬ利きコーヒーを。種類が違えば豆の香りも、コーヒーの味も全然違うんだぁ、と再認識です。

 食事で人気の一品として出してくれたのは=写真=「手づくり煮込みハンバーグ」(七百円・ご飯味噌汁付)。ワインとトマトソースで作った自家製のブラウンソースがたっぷりとかかった、ふっくらとしたハンバーグです。肉汁がジュワッと出てきます。半熟目玉焼きを混ぜて食べればさらに美味。

 カウンターのはじには、大きなダッチコーヒーの抽出器が。ゆっくりじっくり落としたコーヒーもとてもいい味です。

 営業時間は午前九時から午後七時まで。日曜定休。

(取材・那須日奈子)

ケロコからひとこと

 コーヒーが抜群に美味しくて、ハンバーグも美味しいお店があると聞き、早速行ってきました。

 物静かなご夫婦。店内には美味しい予感のするコーヒーの匂いが満ちあふれています。ハンバーグを食べようかと思ったけれど、その日はすでに三軒のはしご。メニューを見てミートソースを注文しました。

 友達と半分ずつ食べようと言ったのですが――、目の前に出てくると、美味しそう…。茹で具合はアルデンテ。ミートソースも私好み。気が付いたらほとんど一人で食べていました。

 コーヒーはもちろん美味しかったですよ。次はお腹を空かせてハンバーグを食べに行きます。

2010年02月09日号掲載