豊岡15条7丁目あたごコーポ1階・TEL34-2424
おしゃれなドアを開けると店内に漂うスパイスの香り――動物園通りのスープカレー店、スパイスジャムにお邪魔しました。
「とろ~り笹豚角煮のスープカレー」(千八十円)=左写真=は熊笹を与えて育てた旭川発ブランド豚「大雪さんろく笹豚」を使用、栄養たっぷりの人気メニューとのこと。
「イタリアン餃子」とも呼ばれる、ひき肉をパスタで包んだラビオリと道産ジャガイモのニョッキを使った「ラビオリ&ニョッキのスープカレー」(千円)や、山芋を使った「角切りベーコンのねばねばスープカレー」(千五十円)など、素材にこだわった個性派メニューが並びます。
トッピングには「とれたて! 旭川産三田農園のアスパラ」(二本二百円)などの旬の野菜も。デザートには甘いカスタードの上にパリパリの焼きカラメルが乗ったイタリアのデザート、カタラーナもあります=右写真。
スープに使う水は「大雪旭岳源水」。「週に一度、ポリタンクをかかえて旭岳まで汲みに行ってるんですよ、アハハ」と気さくに話すのは店長の吉田拓也さん(28)。「野菜のうまみが出やすい硬水です。水道水と比べて、美味しいスープが出るまでの時間が一時間も早いんですよ」。
メニューは全て化学調味料を一切使用しない無添加。「スープカレーというと若者向けの印象ですが、当店は子どもからお年寄りまで安心して来てもらいたいと思っています。そのため辛さは控えめ、素材のうまみやコクを重視しています。今後子ども向けのルーカレーもメニューに加える予定です」と吉田さん。家族用にと、スープカレー屋さんには珍しい小上がりの席があるのも嬉しいですね。
営業時間は午前十一時半から、午後九時ラストオーダー。火曜定休。
(取材・太野垣陽介)
ケロコのひとことメモ
私はご飯にカレーをかけて食べたいので、ルーカレーのほうが好きなのだけど、ジャムのスープカレーはとても好み。
化学調味料を一切使わない無添加なので、こだわりの素材からインパクトのある旨味が出ていておいしい!
それぞれの野菜も新鮮。刀のように刺さっている長い「ごぼう天」は塩味で、もう一度食べたいおいしさ。エノキ茸もバターで炒めてあって感動です。
子どもがいるマスターらしく、子ども用にチーズリゾットのメニューがあったり、小上がり席を作ったりと心配りが利いているお店ですよ。