7ノ6・TEL27-5888

 待ちに待った夏がやってきました。観光シーズン真っ盛りの旭川。地元の市民からも観光客からも人気のジンギスカンを食べに、アートホテル旭川一階の「ビアテラス」へ。

 広々とした店内は百六席。緑道にも近く、落ち着いた雰囲気です。エプロンや上着を完備し、肌寒い日には毛布の貸し出しもあります。仕事帰りにふらっと立ち寄っても大丈夫。

 特徴は、なんといっても「生マトンロース」(千円)。旭川ではここだけという、味付けしていない生のマトン肉が食べられます。チルド状態で届く「生マトン」は、羊特有のクセが全くなく、厚切りの肉はステーキのようで食べ応えがあります。

 タレはオーソドックスな甘口、辛口のほか、ハーブミックスソルト、オリーブオイル、ゴマ油、白ワインレモンと種類豊富。変わりダネの白ワインレモンは、酸味の効いた味わいがすっかり気に入りました。ジンギスカンを食べているというよりも、フレンチビストロで羊肉を食べているような感覚になる、ソースのようなタレでした。

 また、ジンギスカンをアヒージョのようにして食べる「ガーリック・オイルフォンデュ」(二百円)や肉とチーズを絡める「チーズフォンデュ」(五百円)、そして「パクチー」(二百円)といったトッピングも。マトンをチーズに浸して、パクチーと食べる……など、アイデア次第で好みの食べ方ができるのも面白いです。大人数で食べながら、新しい味のハーモニーを見つけてみてください。

 ビアテラスなのでビールはもちろん、焼酎や各種サワーもあります。ホテルのソムリエが選ぶグラスワイン(六百円から)をオーダーすれば、お洒落にジンギスカンを楽しむこともできます。

 テラスでジンギスカンを焼きながら、冷えたビールで乾杯すれば、旭川の短い夏を思いっきり満喫できそうです。

 八月三十一日まで。期間中無休。午後五時から午後八時半ラストオーダー。金・土は午後四時から九時ラストオーダー。(ライター・長祖久美子)

ケロコのひとことメモ

 暑いと朝からソワソワ。外でジンギスカンを食べたくなります。家から近いので、ほとんど毎日通ります。にぎやかな声やジンギスカンの匂いがしてくると、もうたまりません。

 ジンギスカンは生ラムでしょと思っていましたが、生マトンがおいしい。ジンギスカン好きにはたまりません。臭みもなく、今では生マトンのファン。からーいホルモンは本当に辛い。辛いというからには、これくらい辛くなくちゃね。

 そして仕上げはやっぱりラーメン。お腹いっぱいでも食べれるから不思議。また行きます!

2017年07月11日号掲載