1条通3丁目・TEL 25-0369

 スープにこだわったちゃんこ鍋が食べられる、北の富士。ランチタイムにはおいしいきしめんが提供されている。

 今回頂いたのは、春夏限定の冷やしきしめん(千三百五十円・税込)。鳥天、半熟卵、ワカメにホウレンソウがトッピングされたボリュームたっぷりの一品だ。冷やしきしめんはお寿司が付いてくる優遊セット(千八百五十円・同)などでも楽しめる。

 トッピングの豪華さはもちろん、きしめんがとてもおいしい。ちゅるんとしていて、もちもちとした食感はしっかりと食べごたえがあるのに、不思議とするする食べられる。つけ汁であるスープが美味いから余計なのかもしれない。スープはちゃんこ鍋と同じ鶏ガラベースのスープを使っている。なんとこのスープ、一度の仕込みに九百羽分、三百㌔㌘もの鶏ガラを使う。

 「やっぱり一番のこだわりはスープです。手を抜かず、手間ひまかけたオンリーワンのスープです」と自信をのぞかせるのは、代表取締役の竹澤一樹さん(46)。竹澤さんは「スープや食材、それからきしめんの茹で方など大切にしていることはたくさんあります。あとは注文されたらすぐに提供すること。温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、一番美味しい状態で食べてもらいたいですからね」と話した。

 ランチはきしめんがメインだが、夜は自慢のちゃんこがメイン。ランチでもちゃんこは食べられるが、きしめんはランチでしか食べられないそうなので注意。

 また、同店ではテイクアウトや地方発送なども二十年ほど前から行っていて、電話やネットなどから注文が可能だ。自宅で出来立てのお店の味が楽しめるため、こちらも人気だそう。

 「常連のお客さんに支えられてやってきたお店です。地元の人が来て、美味しいと思ってもらえたら嬉しい」と話す竹澤さんだ。

 営業時間はランチが午前十一時から午後二時(ラストオーダー午後一時)、夜が午後四時半から同九時(ラストオーダー同八時)まで。(作田穂菜美)

 

ケロコメモ
 暑い日はそうめんばかり食べている。でもたまには違う麺も食べたいと、北の富士櫻屋本店に行ってきた。期間限定で冷たい麺があった。冷やしきしめん。
 とても豪華なきしめんだ。半熟卵、ワカメ、ホウレンソウ、そして鳥天が2枚も乗っていて、これだけでもお腹いっぱいになりそう。
 きしめんは温かいのがおいしいと思っていたけど、冷たいのもあり。
 お腹いっぱいなのに食べたミニカレーも絶品だった。

2024年07月30日号掲載