3ノ6 吉竹ビル1号館1F
TEL22-6083

 サンロク街の六丁目と五丁目の境にある吉竹ビル一号館の一階奥に、なんとも味のある暖簾がさがった店があります。この場所に店を構えて二十五年になる「いざかや 夢玄館」にお邪魔しました。

 五人座ればいっぱいのカウンターと、十八人程の宴会が出来るテーブル席がある、こじんまりとした店内。日本酒が並び、仕込み中のおでんの湯気が立ち昇っています。

 お店を一人で切り盛りするのは尾張由美子さん(53)。経木に包まれた肉を手際よく切り分けます。「うちのしゃぶしゃぶと、すき焼きには沖縄ポークを使っているんですよ」と話します。

 一人前千二百円(二人から)のしゃぶしゃぶ=写真=は、ポン酢やゴマダレをつけて食べます。あっさり、甘味のある肉は何枚でも食べられそうです。白菜、水菜、しめじと野菜も「食べ放題なの?」と思ってしまうほど、次から次へと出てきます。締めにはラーメン。

 飲み放題三千五百円のコースには、必ず鍋が出ます。しゃぶしゃぶ、ゴマ坦々、きりたんぽ、すき焼きなどが選べます。久保田、ゆず酒など、太っ腹なラインナップのお酒にも注目です。

 一人でフラッと来る常連さんは、ほとんどがお任せメニューなのだそうです。焼き魚、煮物、厚焼き玉子、そしてリクエストに応じてオムライス。何でも出来るそうです。顔なじみになれば、プレゼントにカレーが一皿出てきます。実家に帰ってきたような心地のよさを体験してください。

 営業時間は午後五時半から午前零時まで。日曜祝日定休。

(取材・那須日奈子)

ケロコからひとこと

 知り合いに連れて行ってもらったこのお店。とても居心地が良く、カウンターで隣に座っていたのは、札幌から出張で来た人。旭川に来る度にここへ来るのだとか。よく見ると一人で飲んだり食べたりしている人が多い――、ということは気軽に立ち寄れる感じということです。

 おすすめのおでんは優しい味で美味しかったし、沖縄ポークのすき焼きは、「少しでいいです」と言いながら、次々にお替り。野菜もお替り。ついでにご飯ももらって、動けなくなるまで食べました。何よりいいのは、ここのママさん。出しゃばらないけど心配り抜群です。

 女性一人で行っても大丈夫なお店です。