2条6丁目 HRビル2F TEL25―8101

 十三日にオープンしたばかりのレストラン「ラトリエK」にお邪魔しました。

 白を基調にした明るい店内は厨房が見えるカウンター席とテーブル席、奥に個室が一部屋あります。これまで多くのレストランで腕を振るったオーナーシェフの大西健一さん(39)はこの店を「大人の隠れ家」と銘打ちます。

 料理のジャンルはヨーロッパ全般だそうです。フレンチやイタリアン、スパニッシュなど各々のスタイルにとらわれない独自の表現です。本格的な食事やコースはもちろんのことですが、数人で料理をつまみ、ワインを楽しむ、そんなスタイルが似合うお店です。

 おすすめの一皿は道産鶏のレバーペースト(六百円)。じっくりと手間を掛けて作った自家製です。レバー特有の鉄臭さもなく、赤ワインとは最高の相性。一緒に添えられるライ麦パンも自家製です。パンにペーストをチョイとのせて一口ほおばる。パンの香りの後にほんのりレバーの風味が口に残る。そこにワインをクイッとやる。幸せな気分になること請け合いです。

 カウンターに立てかけてあるボードには、その日のおすすめメニューが。魚は毎日、大西さんが自分の目で選んだものばかり、旬のおいしさが味わえます。「こんな料理が食べたい」そういうリクエストもオーケーです。気さくに対話を楽しみながら料理とお酒を楽しむ大人の店です。

 午後六時から午前一時(ラストオーダー深夜零時)。不定休

(取材・草嶋一介記者)

ケロコのひとことメモ

 素敵なレストランがオープンしました。エスプリムートンで腕をふるっていた大西シェフ。閉店してがっかりしていたら、独立して自分のお店をオープンしました。

 新しいお店は、明るくお洒落で、とても居心地がいい空間です。カウンター席もあるので、一人でも気軽に立ち寄ることができます。食べることが大好き、おいしいもの大好きな友達とは、奥の個室に。つい長居してしまいそう。

 メニューもこれから試行錯誤でやって行くとか。まぁ、任せればおいしいものが出て来ること間違いなし。ぜひ行ってみて下さい。

2012年11月20日号掲載