4ノ17、オール商店街6号館・TEL050―1447―8303

JR四条駅の高架下には、いまも一条から六条まで十七丁目オール商店街の建物が十棟立ち並んでいる。かつては、ここで三百軒もの商店が営業していたというが、商店街組合はとっくに解散し、いまは数十軒だけ。かつてのにぎわいはどこにもなく、そこはかと淋しさが漂っている。

ここに、十一日からカフェをオープンさせたのは二木真澄さん(35)。「高架下商店街の雰囲気には、懐かしい独特なものがある。もう一回、活気をなんとか取り戻せないものか」と、十年以上空き家だった元瀬戸物屋を、床から壁、天井まですべて仲間と一緒に改装。お洒落な空間に生まれ変えさせた。

本業は映像制作やイベントの裏方など。その傍ら、コーヒー好きの二木さんは近くのライブハウス「サウンドビレッジ」の一角を間借りして音村屋珈琲を営業して八年目になる。でも、そちらは週末、夜のイメージが強い。昼間からもいろんな人に来てほしいと、二軒目を開店させることにしたそうだ。

自慢のコーヒーは、ホットが四百五十円、アイスが四百八十円、カプチーノ五百十円など。東光にある珈琲の店「LIFE」の自家焙煎の豆を使っている。「最近の大手コーヒーチェーンは、どこも焙煎が強くて苦い。ブラックが苦手な人にも楽しんでもらえるよう、苦すぎない味を追求しています」。アイスをいただいてみたが、確かに香り高く、これはおいしい。

用意している菓子も、そんなコーヒーに合うのが大前提。甘さ控えめの手作りで、クッキー(五個二百円)やフロランタン(二百五十円)など、テイクアウトもOKだ。

店名に負けないよう、音響機器もJBLモデル四四二五のスピーカーなど凝っている。BGMの音楽の合間に、向かいの四条駅から時折聞こえてくる列車の音が、高架下の情緒を盛り上げてくれる。

不定休。営業時間は午前十時~午後八時。(フリーライター・吉木俊司)

ケロコのひとことメモ

 暑いと、香り高い、おいしいアイスコーヒーが飲みたくなります。薄かったり、ただ苦かったりしたらがっかり。でも、ここはいつ来ても大丈夫。

音村屋珈琲(サウンドビレッジカフェ)が、もう一軒、お洒落になってオープンしました。高架下って、面白いお店があったりして楽しい。

内装を手作りしたっていうから、大したものだ。オープン前から、のぞきに行っていました。新登場のコーヒーゼリーがとてもお洒落。三層になっていて、色んなおいしさを楽しめます。ぜひ、行ってみてください。