忠和5ノ5ノ1・TEL56―1526

 カフェの食事メニューと言えば、カレーやハンバーグ、ナポリタンなどが一般的。でも、最近は野菜中心の家庭料理を出すところも増えてきた。先週紹介した「ほっとカフェ」に続いて、この店もそう。健康に気を使う、一人暮らしの人に人気なのはわかる。でも、たくさんの主婦にも人気だというのはなぜだろう。

 今月オープンしたばかりのこの店の一番人気は、十品目野菜のベジプレート(千八十円)。一皿に、それぞれ焼いたり揚げたり手間暇かけて調理したレンコン、サツマイモ、タマネギ、カボチャ、レタス、トマト、シメジ、ニンジン、カイワレ大根が満載の野菜と鶏肉の甘辛煮が載っている。野菜プレートというと、物足りないというイメージが湧くけど、これは何ともボリュームがあって食べごたえたっぷり。そして、色鮮やか。

 店主の吉岡あさみさん(35)は、市内の喫茶店、パンケーキ屋で九年間働いてきた。常連客とおしゃべりするのが大好きで、いつか自分の店を開きたいとの夢を抱いてきた。だから、店の名前もチャター(英語で、ぺちゃくちゃしゃべる、の意味)。店の真ん中には広いオープンキッチンがあり、どこからでも客と話せるのが店の売り。そして「野菜は私が大好きだし、普通のカフェとは違うものを出そうと考えていた」そうだ。

 メニューには、このほか大葉、梅、ひじきの三種から選べる混ぜご飯の上に野菜を載せた十品目の野菜ボウル(千八十円)、豆乳シチューのベジプレート(九百八十円)、トルティーヤ生地で巻いて食べるエビとアボカドのベジラップ(八百八十円)などもある。焙煎したてで鮮度にこだわったチャターブレンドのコーヒー(四百五十円)もおいしい。野菜不足の人はぜひ、ここでおしゃべりしながら野菜をたっぷり食べて。

 定休日は日曜日。営業時間は午前九時~午後六時。(フリーライター・吉木俊司)

ケロコのひとことメモ

 新米がおいしくて、モリモリ食べて体重は増加の一途。そんな時、友達が教えてくれた野菜がたっぷり食べられるカフェ。でも、美味しくなくてはだめ。早速行ってきました。
 お洒落な店内。メニューを見ると、10品目野菜と書いてある。10品目を食べるのは、家ではなかなか難しい。ベジボウルは下にご飯が入っている。梅ご飯にした。これは美味しい。豆乳シチューのベジプレートというのも良かった。
 野菜をたくさん食べたので、身体が軽くなったような気が…。

2019年10月29日号掲載