「移民対策」というテーマが相当な関心を持たれているんだな、と改めて実感した。前号、二十二日号の小欄で、「意味不明の『排外主義』の拡散と、隣のバングラ青年の話」のタイトルで、海外からの実習生のエピソードと、参院選で話題をさらった「外国人排斥」を主張する一部の政党をテーマに書いた。思いもよらない知人から、「読みましたが」と電話があった。「羊蹄山の豪邸のこと、どう考えますか? あるいは埼玉県のクルド人が集まっている川口市や蕨市の事態については…」とのこと。「ユーチューブを見れば、とんでもないことになっているのがわかります」と教えてくれた。

 埼玉県蕨市のクルド人集中の話は、いまはフィンランドで暮らす娘が、画家の亭主の仕事の関係でしばらく滞在していて、少し聞いていたのだが、羊蹄山の豪邸の話は初耳だった。ネットで調べてみると、森林を無許可で大規模に伐採しているとか、建築基準法に違反しているとか、建主は中国人で、そんな話だった。法的に問題があるのなら、その方面の役所が対処すれば良いだけの話だろう。中国に乗っ取られる、というレベルとはちよっと違うと思う。
(工藤稔)

(全文は本紙または電子版でご覧ください)

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