“出不精”になって、外に出たくない気分が続いているので、どうにかしなきゃいかんと思い立ち、年下の友人に声を掛けて映画を観に出かけることにした。映画を観た後は、明るいうちから、ぎんねこで焼鳥を食べながら軽く一杯、という暗黙の予定。出不精退治の動機付けとしては悪くない、でしょう? 観たのは『ペリリュー 楽園のゲルニカ』。同名の漫画が原作のアニメーション映画だ。きっかけは、知人のフェイスブックへの投稿。
――おととい、『ペリリュー 楽園のゲルニカ』というアニメを観てきました。日本兵一万人がペリリュー島で、五万人のアメリカ兵を迎えうち、弾薬も兵器も食料も水もなくなり、病死と餓死、そして、日本兵にも命をねらわれ、最終的に戦うことをあきらめた三十四人が生き残った史実を忠実に再現したアニメでした。どちらが勝つかとか、戦略がどうのという以前に、負けることが、それもみんなが玉砕することが運命づけられた戦いでした。(引用中略)
「ペリリュー島」と聞いて頭に浮かぶのは、二〇一五年の天皇、皇后両陛下(当時)の慰霊訪問だ。「ペリリュー島」の名も、そのニュースだったか、記事だったかで知ったのだと思う。まして、日本から三千㌔も離れた太平洋に浮かぶ南の島で、日米合わせて一万二千人もの死者を出す激戦が行われた歴史も、そのときに知ったのだった。フェイスブックの投稿の続きを。
(工藤稔)
(全文は本紙または電子版でご覧ください)
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