忠和4ノ8 
TEL61-9872

img忠和の生協の並びには昔ながらのお店が並んでいて、なんだか不思議にレトロな雰囲気。今回お邪魔したのは、そこにお店をかまえて今年で二十一年という老舗、「馳走屋 味松」です。

お寿司屋さんのようなショーケースがあるカウンターと、歴史を感じる小上がりの柱が印象的な店内。壁にある黒板には、ソイ刺身(四百八十円)、いくらの正油漬(三百五十円)など旬の魚介類のメニューが書かれています。なかでも、サロマの一年牡蠣を使った蒸し牡蠣(八百円)は、身が詰まっていて濃厚な味。この時季オススメの一品です。

img寿司の修行経験もあるご主人の村松茂さん(45)が作るにぎり寿司(千六百円)や、しその葉とサバの相性抜群なサバのしそ寿司(二個三百八十円)=左上写真=はぜひ味わってみて下さい。

メニューを見ていると長芋の料理が豊富です。「マイブームだったのかな?」と話すご主人。「長芋とじゃこのかき揚げ」(六百三十円)は、余市産のじゃこと、生の食感を少し残した長芋に岩塩を付けて食べます。酒のつまみとしても、ご飯のおかずにも合いそうです。

毎日変わる「本日のおまかせ膳」は、旬の魚を使ったお造りに、小鉢と揚げ物、焼き物、ご飯物はじゃこ飯や、寿司など五品が付いて千六百円。ご飯のお供には無農薬黒大豆みそを使った味噌汁(三百二十円)がおススメです。

営業時間は午後五時半から午前零時まで。第一、第三日曜定休。

ケロコからひとこと

img友達に連れて行ってもらったお店。普通の居酒屋さんだと思ったら、料理が洒落ていて、なかなか美味。気に入りました。

何を注文したらよいのか迷ったら「おまかせ膳」がお勧めです。旬の美味しいものが食べられます。

行った時は、落葉キノコのおろし合え、じゃこと長芋のかき揚、舞茸の土瓶蒸しなど、どれを食べても美味しかったし、家で真似してみようかなと参考にもなりました。

仕上げに出てくる生寿司も嬉しい。

次に行く時は、じゃがいものガーリック焼き、長芋ソーメン、牛ほほの煮込みなんかを食べようと決めています。ここならではの料理を楽しんでください。

2008年11月04日号掲載