ファーマーズ・カフェ 風土(ふうど)

東川町東4号北2番
TEL82―5443

今年四月にオープンした「ファーマーズ・カフェ 風土」は、町内で平飼鶏の自然卵「大雪なたまご」を生産するファーム・レラの直営店です。道産の小麦や町内で生産されたサンチュなどを食べたニワトリが産む卵の黄身の色は薄いレモン色。ピーマンが採れるシーズンは、濃い黄色になります。餌は生産者の顔、素性がわかるものを使うという方針で、安心安全な卵を提供しています。

「大雪なたまご」オムライス養鶏場直営のカフェで味わえる新鮮な卵料理、おすすめは「大雪なたまご」オムライス(八百九十円、サラダ・スープ付)=写真。無添加のスモークチキンが入ったご飯は、町内で作られたトマトジュースで炊き込んだものです。ご飯、ソース、フワフワの卵が口の中でマッチして、とても優しい味です。

ファーマーズ・カフェ 風土(ふうど)店内「ニワトリの一生は、ヒナから育てられ、卵を産み、最後は廃棄処分。ここでは、現役を引退したニワトリは剣淵町でスモークチキンに、骨はスープのダシとして最後の最後までキレイに使います。」と代表の新田みゆきさん(45)。

その他にも、ピタパンセット(八百九十円)、オムカレー(九百五十円)、カフェ丼ランチ(九百五十円)などがあります。地元の米粉を使った日替わりケーキ(三百円)もいい味です。

ファーマーズ・カフェ 風土(ふうど)東川町や近郊の造り手の見える食材を丁寧に調理するお店の姿勢は、料理の味や新田さんの接客に現れています。

営業時間は午前十一時から午後四時まで。火曜、水曜定休。

(取材・佐藤日奈子)

ファーマーズ・カフェ 風土(ふうど)への地図ケロコからひとこと

「卵はどこで買っても同じ」と少し前まで思っていたのですが、ファーム・レラさんの「大雪なたまご」を知ってから、卵の美味しさに魅せられました。

以前、この卵を使ったレストランをしたいと話していたのですが、その夢が実現したと聞き、早速ランチを食べに行きました。オムライスもカフェ丼ランチも美味しいの。カフェ丼ランチは、生卵を選んで卵かけご飯に。これだけで満足、もう何もいらないという感じですが、おかずが三品も出てきます。

野菜を上手に使った料理は、食べていると体の中の血液がキレイになる感じがします。体に優しく、心にも優しく――。帰りには、リフレッシュして元気になりました。

2009年10月06日号掲載