東川町南町4-6-24
 TEL82―5889

 道草館から少し進むと、右手に東川町の新興住宅地「グリーンビレッジ」。新築の家が建ち並ぶ中に、クリーム色の可愛らしいお店「喫茶去 作楽」があります。店名の喫茶去とは「禅語」で、おもてなしの心を意味するそうです。

 「ようこそ、いらっしゃいませ」と迎えてくれたオーナーの大島栄子さん(54)。ゆったりと優しく話す大島さん。それだけで、ホッと落着くのですが、店内のカウンターの椅子とテーブル席には、同町のバウ工房さんの作品が使われていて何時間でも座っていられる心地良さです。

 十代後半から世界各国を旅して歩くようになり一年働き、どこかへ行く。そんな生活を続けていた中で、気候も良く、食材も美味しく、一番暮らしやすい場所「北海道」へ今年移住してきました。

 イタリアに住んでいた時に食べたトマトの味を探し求め見つけたのが、同町の青木農場さんの「北の太陽」。一番美味しい生のトマトと、ジュースを使った写真のスパゲッティ・ポロモード(六百円)は絶品です。その他にも、具だくさんカレー(六百円)、故郷群馬のざるそば(六百円)もあります。ケーキとコーヒーのセットは五百円ととてもお手頃です。オリジナルブレンドのコーヒーも三百円です。

 世界のあれこれ、大島さんの旅話を聞きながらゆったりしてはいかがでしょう――。

 営業時間は午前十時から午後六時。木曜定休。

(取材・佐藤日奈子)

ケロコからひとこと

 東川の道の駅「道草館」で見つけたチラシ。なんだか良さそうな予感がして行って来ました。予想以上にステキ。店の前には田んぼが広がり、向こうには大雪山。虫とり網を持った子どもたちが走りまわっている、そんな懐かしい環境です。中もとても落着く空間です。

 メニューを見てみると「肥満にいいモンゴル茶」というのがある。大豆入りコーヒーも飲んでみました。どちらも飲みやすくて美味しいです。

 そしてここのママさんがステキ。何がステキかというと…、まぁ、とにかく話してみてください。生き方、経験、びっくりします。そういう話しを穏やかにする姿もステキ――。ゆったりとした時間を過ごして下さい。

2009年11月03日号掲載