4条6丁目 TEL090-4870-3014
サンロク街の小路「パリ街」にあるサムギョプサル専門店「学」にお邪魔しました。
黒と木目調に統一した店内は焼肉店とは思えない洒落た空間です。春光台の焼肉店「あぶりや」が昨年十月にサンロクに移転、市内初のサムギョプサル専門店としてオープンしました。「サンロクでやるなら昭和の香りが漂うパリ街と決めていました」と店主の越湖学さん(42)。その意気込みが伝わってきます。
サムギョプサルとは、サンチュなどの葉に肉と薬味を手巻きしていただく韓国料理です。それを日本人向けにアレンジしました。「肉の一番美味しい食べ方はタレや塩ではなく、野菜と一緒に食べることです。これが私の持論です。ですから韓国にこだわらないし、韓国料理のつもりもありません。野菜と肉を美味しく食べてもらいたいだけです」と越湖さん。
看板メニューの「サムギョプサルセット」(二人前・三千百五十円)は、厚さ一㌢もある豚バラ肉が三枚と野菜や薬味のセット。ほとんどのお客さんがこれを注文します。癖のあるエゴマの葉が苦手な人には大葉を勧めたり、季節ごとにワサビ菜やホウレンソウを取り入れたりと日本人の味覚に合うよう細やかに気を配っています。
焼き台の鉄板が斜めに傾いていて、肉やキムチなど油や旨味が一カ所に集められます。「ゴハンセット」(五百円)はその油を使った絶品チャーハン。越湖さんが目の前で調理してくれる一押しの締めのメニューですよ。
午後六時から深夜零時まで。日・祝日定休。
(取材・草嶋一介記者)
ケロコのひとことメモ
サムギョプサル? 聞いたことはあります。サムゲタンなら知っているけど…という感じで、面白そうなので行ってみました。
ダイエット中だから少ししか食べないでおこうと思っていたけれど、とてもヘルシー。肉なのに野菜もたっぷり食べてしまう。
目の錯覚かと思った斜めになっている鉄板。ここから脂が落ちて行くんだ。これは本当にヘルシーだ。キムチも一緒に焼いて驚いたけど、とても美味です。ユッケジャンスープもおいしくて…。落ちた脂で作ったチャーハンがまたおいしい。
ああ、ダイエットは明日からです。