4ノ6・TEL74-5514
パリ街の手前のレンガ風の建物。窓から覗くとケーキが並んでいるので、気になっていた方も多いのでは。今日は「パティスリー&ダイニング ピエスモンテ」さんにお邪魔しました。
素敵なショーケースの中に並ぶケーキの中で、ひときわ目立つのが、サイコロのような形が可愛らしい「キューブシュー」(カスタードクリーム、チョコレートクリームともに二百六十円)です。
「素材にこだわるケーキづくりを心がけ、ショートニングや添加物は使用せず、材料の比率や製法を工夫して、胸焼けしない菓子づくりにこだわっています」と、店長の三田亨(さんだとおる)さん(36)。早速、いただきます――。
薄くサクッとした生地の中に、みっちりと詰まったカスタードクリーム。このクリームがとてもすっきり、軽い甘さ。チョコクリーム味は、サクサクのチョコチップ入り、奥深いビターな味わいのチョコクリームとの食感の共演が心地よい一品です。「ベイクドチーズタルト」(三百五十円)は、なめらかで濃厚なチーズの香り。優しい甘さにほっとします。
ケーキ屋さんだけでなく、夜はダイニングバーに変わります。価格は千円ほどの日替わりのおまかせ料理です。四千円で百二十分飲み放題付のコース料理も楽しめます。
「料理も化学調味料不使用です。ケーキ屋ならではの盛り付けや、デザートが自慢です」と三田さん。朝早くからお菓子を焼いているという、パティシエの中尾加奈さんは、「まずは一度食べてみて欲しいですね」と一言。心にも体にも優しい味わいなので、どんな人にも喜ばれそうなお菓子です。お酒を飲んだ帰りのお土産にいかがですか――。
水曜定休。ケーキの販売は午前十一時半から翌午前一時まで。ディナーは午後六時から午後十一時まで。ケーキの予約も受け付けます。
(取材・太野垣陽介記者)
ケロコのひとことメモ
四角いシュークリームがものすごくおいしいと聞いて、行ってみました。ところが、他のケーキはあったけど、売り切れ。それからは忍者のように窓からこっそり覗いていました。通行人が見たら、怪しげなおばさんだったでしょう。
5回目にやっとキューブシューをゲット。シュークリームなのに立方体。中にずっしりのクリームなのに、くどくないんです。チョコもおいしかった。
運よく3回続けてゲット。チーズケーキもおいしいですよ。次はディナーに行ってみよう!