7ノ8、パルク7・8、1F
TEL76-9219

 僕はとにかくカレーが好き。あちこち食べ歩くし、家でもしょっちゅう一日かけて作る。カレーの味にはちょっとうるさい。だから、家から近い買物公園に新しいカレー屋ができたと聞いて気になっていた。

 この店、オープンしたのは今年二月。店長の高橋翔子さん(29)によると、オーナーは三・五でバー「深夜食堂もじもじ」を経営するマスター。コロナ禍で店が営業できなくなり、活路を見出そうと昨年六月からカリーのキッチンカーを始めた。幸い好評で、狭いバーでは下ごしらえに限界があり、それではとキッチンカーとともに拠点となる実店舗も開くことにしたそう。

 広々とした店舗となってメニューは充実。一番人気のゴロチキカリー(七百八十円)にまずは挑戦。名前のとおり、チキンがゴロゴロと感動的に入っている。スパイシーで、三時間ほど煮込んでいるとあってチキンは驚くほど柔らか。ターメリックライスで、インドの漬物というニンジンやキュウリのアチャールも本格的だ。

 このほか、クリーミーなバターチキン(八百八十円)、ハンバーグ(九百八十円)、カツ(同)などのカリーのほか、生ハムサラダ(三百九十円)、ガスパチョ(三百五十円)、タンドリーチキン(二ピース五百五十円)などサイドメニューもそろっている。

 常々思っているのだけど、バーのマスターやバーテンダーが作る料理はセンスがいい。ここもそうだった。店の移り変わりが激しい買物公園だけれど、頑張ってほしい。

 カリーは辛さを指定できる。辛口ガネーシャ(+三十円)、激辛マハラジャ(+五十円)、未体験ゾーン(+八十円)の三通り。また、ランチ時(午前十一時~午後二時)はプラス百円でミニサラダとソフトドリンクが付き、人気を呼んでいるそうだ。

 定休日は日・祝日。営業時間は午前十一時~午後八時。(フリーライター・吉木俊司)

ケロコメモ
 カレーが大好き。まだ食べたことのないカレー屋さんを見ると、つい入ってしまう。

 この店の味、なんだか食べたことがあると思ったら、正解。以前、キッチンカーで食べたのでした。赤いキッチンカー。

 キッチンカーだと、食べたくなっても、どこにいるかわからない。でも、ここにオープンしたから、いつでも食べられる。

 すごくスパイシーというわけではなく、とても食べやすい。辛いのが苦手な友だちも、ここなら大丈夫。私は辛くしてもらうけどね。ゴロチキカリー、おすすめです

2022年05月24日号掲載