永山2条7丁目・TEL 76-5548
今年の九月にOTOKOYAMA SAKE PARKが男山の酒蔵敷地内にオープンした。新設された売店にはカフェスペースもあって、取材に伺った日もたくさんのお客さんがドリンクを注文していた。
酒パークのメインシンボルは何と言っても、インパクト抜群の一升瓶型のすべり台。ほかにも大きな酒タンクが埋め込まれていたり、子どもの想像力を掻き立てる公園になっている。
企画課の金森徹諭さんは「酒パークをオープンしてから、今までとは違う層のお客様が増えましたね。日本の中でもこんなに子どもがたくさん来てくれる酒蔵はないんじゃないかな。大人も子どもも楽しんでもらえる場所にしていきたいです」と話してくれた。
売店では日本酒を軸としつつ、日本酒から造るジンやジンソーダ、三升漬け、仕込水を使った炭酸水などの商品や、定番のおかしの蔵おこしなどを販売している。
カフェスペースでは、日本酒の仕込に使う水を使った商品が提供されている。仕込水かき氷(三百円・税込)はメロンやイチゴなど四種が用意されていて、冬の間も提供される。これからの季節は雪景色を眺めながらかき氷を食べる、ちょっと珍しい体験が出来るかも。
カフェで一番人気なのは男山特製ライスラテ(四百五十円・同)。見ためはコーヒー牛乳だけど、ノンカフェイン・ノンシュガーだ。材料はなんと日本酒を蒸留するときに出来る甘いシロップ。それを牛乳とよく混ぜて頂くのだが、とっても甘い! この甘さは日本酒を造るコメと米麹由来のものだそう。
ドリンクを作ってくれた企画課の佐藤玲麗さん(25)は「ライスラテは他にはない味で、このシロップ販売しないの? と言ってくれるファンの方もいます。小さい子には仕込水で作るカルピスが人気ですね。これから冬に向けて温かいメニューも登場しますので、楽しんで頂ければ」と商品を紹介してくれた。
美味しくいただいたライスラテのお味はと言うと…私は「黒糖っぽい味」に感じた。ちなみに、佐藤さんは「コーヒー牛乳っぽい味」という感想。ぜひ、実際に飲んで味を確かめてみて!
営業時間は午前九時から午後四時半まで。年末年始(十二月三十一日、一月一日~三日)休園。(作田穂菜美)
ケロコメモ
水をくみに行ったら、一升瓶すべり台があった。これは楽しそう。でも、子どもばかりで、大人は誰もすべってなかった…。
カフェにあるのはコメだけで作った純米発酵シロップを牛乳で割った男山特製ライスラテ。それから仕込水を自分で入れてふりふりして飲む、ふりふりカルピス。これは大人でもやってみたくなっちゃう。
仕込水でいれたコーヒーも券売機には、長蛇の列が。
並ぶのが嫌いな私も並んでしまいました。