神楽4ノ6

 今月、道の駅あさひかわのフードコートにオープンした定食屋「ごはん処 あさひ屋」さんにお邪魔しました。

 経営するのは旭川の駅弁「まんざいどん」で知られる、旭川駅立売商会(岩井隆行代表)。観光客も多く立ち寄る道の駅ですが、イベントや通りがかりの市民の利用も多いので、老若男女を問わず気軽に食事が出来る店づくりを目指したとのこと。

 メニューの写真を見て驚くのは、ボリュームのある豪華な盛り付け。「味かつ丼」も「タルタルチキン丼」も(ともに七百五十円)、どんぶりからカツがドドーンとはみ出ています。「どうぞ、出来たてを召し上がってください」。岩井さんのお言葉に甘えて、遠慮なく「いただきまーす」――。

 まずは「タルタルチキン丼」。メニュー通り、迫力のボリュームです(=上写真)。チキンカツはザクッとたまらない食感。しょう油ダレで下味をつけているので、そのままでも美味しいのですが、フレッシュなタルタルソースで深みが加わり、絶妙のおいしさです。

 続いて「旭川しょうゆ焼きそば」(六百五十円)。臭みのないレバーと砂肝入りが嬉しく、ニラも入って、レバニラの甘辛味に近い印象。クセのないしょう油の香りを活かし、モチモチの麺で、深みとコクのある味わいですよ。

 「焼き魚定食」(七百五十円)は魚が日替わりの上、四種類から選ぶことができます。「さば金山寺味噌漬け」は甘くまろやかな味付けが、やわらかなサバにぴったり。思わず「日本人で良かった!」と言いたくなります。

 こぶしほどの大きさの「塩から揚げ」は、カラッとした衣、ジュワッと肉汁広がる、うっとりするほどの味…。すっかりお腹いっぱいで、「ごちそうさまでしたー」。

 つややかで甘みのあるご飯は道産「ななつぼし」を使用。「丼ものや弁当で一番多くの面積を占めるのが、お米ですから、もちろんこだわりです。また、漬け物は毎日漬けて、味噌汁も二種類の味噌をブレンドしています。よくある定食の〝おまけ〟のような扱いではなく、試行錯誤して作りました。この三点の基礎が、大事ですね」と岩井代表。

 これからは煮魚や、テイクアウトなども増やしていきたいそうです。老舗お弁当屋さんがつくる定食。お昼も、夜も、家族でどうぞ――。

 第一、第三水曜定休(イベント等開催時は変更あり)。午前十一時から午後七時まで(同六時半ラストオーダー)。(取材・太野垣陽介記者)

ケロコのひとことメモ

 いやー、もうびっくり、すごいボリュームです。そしておいしいの。

 定食屋さんで一番大事なのはお米。いくらおかずがおいしくても、ご飯がまずいと台無し。ここのご飯はピッカピカです。添えてある漬物も、ちゃんと作っています。

 タルタルチキン丼は、大食いの私でも食べきれないくらい。塩から揚げ定食は、大きなから揚げが6個も! 柔らかくて、中まで味がしみ込んでいて、おいしいおいしい。

 旭川しょうゆ焼きそばはも作り手のセンスが光っています。ランチだけでなく、夕食も家族揃ってここがいい!