緑が丘3ノ3ノ1 信宅ビル1F・TEL76-5818

 この欄は、ケロコさんが食べ歩いておいしい店を探し出し、僕が取材して記事を書く共同作業。つくづくケロコさんのバイタリティーはすごいと思う。それにしても、ここのところ緑が丘・神楽岡地区のお店が目立つ。調べてみたら、この半年で六店も紹介していた。おいしい店がこの地区で増えているのだろうか。

 今回の店もこの四月、緑が丘にオープンした。オーナーの橋本正美さん(38)は、人気の焼肉店・金花郎で十八年間働いて、独立した。それだけに、味は保証付き。値段も、驚くほど安い。

 国産牛上カルビ(八百三十円)、トントロ(三百九十円)、豚バラカルビ(四百五十円)、牛サガリ(六百六十円)、牛タンタレ(六百円)、ジンギスカン(五百六十円)などメニューは豊富。お勧めという国産牛カルビ(六百七十円)と豚ホルモン(三百九十円)をいただいたが、どちらも柔らかくておいしかった。

 「焼き野菜やサンチュなども豊富にそろっています。バランスよく食べてもらうことで、健康になるお手伝いをさせてもらえれば」と橋本さん。

 忘れてはならないのが「ここでしか味わえないこだわり」というスープ。ユッケジャン(四百円)、わかめ(三百円)など四種ある。牛骨をベースに三日間煮込んだだしを使っていることから、コクがあるのが特色だ。

 のん兵衛の僕にとって、料理は安くても酒が高いのが常々しゃくの種。でもこのお店、生ビールが中ジョッキ三百九十円、酎ハイはオール三百九十円、ソフトドリンクはオール百三十円、日本酒は「澤の花」一合三百十円、など安い。これはうれしい。

 店内は広々としており、六人席が二十ある。すべて壁で仕切られていて、子ども連れでもゆっくりと食事を楽しめそうだ。

 営業時間は平日が午後五時(土・日・祝日は午後四時)~十一時。(フリーライター・吉木俊司)

ケロコのひとことメモ

 なんだか可愛い名前の店だ。「牛の小腸」という意味だとか。入ってびっくり。きれいで広い。生ビールの中ジョッキが390円というのもうれしい。リーズナブルなのはこれだけじゃない。肉も安い。

 私が気に入った国産牛カルビは670円。一緒に行った男性たちはジンギスカンを絶賛。確かに柔らかくて味がいい。ネギごはん、ユッケジャンスープと全部おいしい。

 なんだか、メニューの紹介みたいになってしまった。次は食べ飲み放題にして、もっと食べるつもりです。

2019年06月25日号掲載