毎年野菜の苗を買う種苗店が十七日から、苗の販売を始めた。キュウリ二種類、トマトを三種類、ピーマンにナス、今年は初めてオクラに挑戦することにした。早々と販売を始めていたホームセンターで買うのを我慢していたから、ウキウキ気分で畑に植えたのだった。何やらうれしくて農業の師匠に報告すると、「まだ早いんじゃないか?」と笑われた。「霜が来たら、全滅だ。オレらは、招魂祭(護国神社祭)の前後まで露地の苗はおろさない」と。「だけど、ホームセンターじゃ、十日も前から売ってるよ」と反論すると、「そりゃあ、霜にやられたら、また買いに来るんだから、ああいう店はその方が儲かるもの、ハハハ」だと。

ムムム、大型店の商魂VS招魂祭…。今はただ、苗たちの上にビニールのトンネルでもかけて、遅霜が来ないことを祈るのみ。枕は、ここまで。

障害者手帳を持っている義母が東京から帰旭した折、空港に迎えに行った息子が憤る。「障害のある祖母を迎えに来たのだから、と説明したんだけど、お巡りは、ここは駐車禁止だから早く車を動かせって言うんだぜ。仕方がないから、グルッと一回りして戻ったら、どこで監視しているのか、またやって来て、動かせって。一台停まっていたら、真似をしてみんな停めるから、なんて言う。空港ビルの前の道路に、三分や五分車を停めたからといって、どんな不都合があるっていうんだろう。走り回ればガソリン使うんだし、大げさに言えば、環境にも負荷をかけるわけじゃない。それに、雪のない今の時期はまだいいとしても、寒い時期に、お年寄りでも、風邪をひいた人でも、わざわざ駐車場まで歩かなくてはいけない。旭川は観光に力を入れるなんて言ったって、玄関口であんな不愉快で理不尽な対応をされたら、二度と旭川に来ようなんて思うもんか。どうにかならないのかな、あのお巡りの意味不明の取締り」。

先日、飛行機で函館に行ってきた。その折、函館空港で撮影したのが、下の写真。空港ビルの前の道路に「障害者乗降場」の大きなサイン。そして、出発ロビー前の道路には「一般車等降車場」、到着ロビーの前には「一般者等乗車場」のサインがある。もちろん、タクシーやバスの専用乗降場も。見ていると、自家用車が次々に停まり、出発する人や手荷物を降ろしたり、到着した人を乗せたりしては、走り去る。ほとんどがせいぜい一分以内。出迎えのために少々長い時間駐車していても、どこかで目を光らせていたお巡りさんが走って来て、「早く走らせろ」などと説教する光景なんてない。

旭川空港ビルの職員によると、ビルの出発ロビー脇に十三台分、有料駐車場の中に十六台分の障害者用駐車スペースを設けているというが、ビル前の道路上にはない。いわんや、一般車用のゾーンなどあるはずもない。「函館空港では、どうして道路上に乗降場を設けることができるのかは分かりませんが、道路交通法上は、原則的には許されないはず。旭川空港の場合、以前は駐停車禁止だったが、利用客の要望もあって、現在は駐車だけが禁止。乗り降りのために短時間車を停めるのは一向にかまいません」とした上で、「ただ、六月の洞爺湖サミットを前に警備が強化され、派出所の警察官も増員されます。そうしたことで、これからしばらくは、ビル前の停車についても、警察は以前に増して神経質になるかも知れません」とのことだった。

あらら、サミットの影響がこんなところにも現れるのね。ともかく、空港を利用する庶民を嫌な気分にさせるのは、勘弁して。せっかくの旅の思い出が最後に台無しになったり、出ばなをくじかれたりされるのは、たまりませんから。警察官は道の職員。高橋はるみ知事も観光振興を掲げているじゃない。お巡りさんの辞典には「ホスピタリティー」って言葉ないのかしらん。

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