端(はな)から、お詫びです。あさひかわ新聞は、比布町との境界にある雑木林の丘、突哨山の自然を愛する者たちの集まり「突哨山と身近な自然を考える会」の会報の編集をお手伝いしています。二〇二五年四月発行の「突哨山通信」は第四十八号。会が発足した一九九一年六月の少し前に創刊して、当時の事務局長、獣医師の武藤健一さんが編集し、当初は年に数回発行していた記憶があります。現在は、年一回、花の季節の前の発行。いつから、あさひかわ新聞が編集に関わるようになったのかは憶えていません。ここ十五年か、二十年か、それくらいだろうと思います。
恥ずかしい話なので、つい前置きが長くなりました。全国にいる三百人近くの会員にすでに発送してしまった「突哨山通信」第四十八号の一面トップ記事の見出しが誤っていました。「5月3日(土・祝)」になっていたんです。昨年の見出しをそのまま使ってしまった、という間違いです。正しくは「5月4日(日・祝)」です。考える会のメンバーも校正をしたはずなのに、大きな字は見落とすんですね。申し訳ありません。お許しくださいませ。
ついでにカタクリフォーラムの宣伝を。ここ三年ほど、新型コロナの影響で自然散策・野歩きだけの集いに縮小して開催していたのですが、今年は地元・東鷹栖産のコメを使った「おにぎり」の販売と、絵本作家の堀川真さんの工作教室「トントンギコギコ」が復活します。新型コロナ禍前のフリーマーケットや野点(のだて)なども復活を提案したのですが、メンバーの高齢化を理由に否決されました。
運動のスタートから三十年以上も経過すると、中心メンバーも一緒に三十歳老(ふ)ける、当たり前だけど、そうなんですね。気持ちはあるんだけど、身体がついていかない。七十歳を越して初めて感じる感覚、漏れそうなほどオシッコがしたくてトイレに駆け込んだのに、「イザ」となると、なかなか出ない。神経と身体の器官がまっすぐつながっていない、あの感じです。わかってもらえますか? さて、今春のカタクリやエゾエンゴサクはどうでしょうね。五月四日はピークが過ぎちゃっている気がしないでもありませんが…。お詫びの枕は、ここまでにして。
お知らせです。一月七日号の小欄で書いた、「則末尚大さんを語る会」が五月三十一日(土)午後三時半から、市民活動センターCоCоDe(市内宮前一ノ三)で開かれる。則末さんは昨年十二月三日、食道ガンの治療・療養中に不測の事態に遭い亡くなった。八十三歳だった。生前の則末さんと親交のあった人たちが実行委員会をつくって主催する。案内文を引用しよう。
(工藤 稔)
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