旭川市東光5条2丁目 TEL37―8000
東光の住宅街に一カ月前にオープンしたばかりの手作りハンバーグが一押しの洋食店「キッチン キャスケット」にお邪魔しました。
戸口が広く明るい店内は、カウンター六席とテーブル席が四卓で全十八席。ファームレストランで腕を磨いたオーナーの栗澤雅宏さん(32)が、かしこまらないで気軽に来店できる店を目指して開店しました。
ランチはサラダとパンかライス、ドリンク付きのセットメニューが中心。人気の「和風・山わさびハンバーグ」(九百五十円)=写真(左)=をいただきました。注文が入ると厨房からパンパンパンとハンバーグを成形するリズミカルな音が聞こえてきます。作り置きはせず、オーダーが入ってから成形します。肉は道産の牛肉と豚肉。オーブンでじっくりと焼いたハンバーグに山わさびをたっぷりすりおろします。わさびの爽やかな香りと醤油ベースの和風ソースがマッチして食欲をそそります。
添えられるタマネギ、ニンジン、ブロッコリー、カボチャなどの野菜は素揚げしたり、オーブンでじっくり火を加えたりと、それぞれの持ち味がしっかりと引き出されています。これは野菜料理、北海道の食のスペシャリスト「北海道フードマイスター」の資格を持つ栗澤さんならではの芸当です。
ピザメニュー(八百五十円)のピザ生地には米粉がブレンドされています。米粉の甘みと食感がアクセントになり、腹持ちも良いしっかりとしたピザです。自家製パン(百八十円)のミルクパンとくるみパンは道産小麦「ハルユタカ」で作りました。「食を通じて北海道をもっと元気に」、栗澤さんの思いが伝わってきます。
ランチは午前十一時から午後三時。ディナーは午後五時から午後十時。火曜と第三水曜が定休。(取材・草嶋一介記者)
ケロコのひとことメモ
新しいハンバーグと洋食屋さんが東光にできたというので早速行って来ました。真っ黄色の建物だからすぐに見つかります。
キッチンからペタペタとハンバーグを成形する音がして、ジュッと焼く音も聞こえてきます。空腹時には、こういう音も期待を高めます。そして目の前に運ばれて来たのは…鉄の皿の上でジュージューいってるハンバーグ。
肉がしっかりしていて肉のおいしさが楽しめる。そして付け合わせの野菜が美しいこと。接客も感じが良いし、すぐにまた行きたくなるお店です。