旭川市豊岡6条2丁目・℡32―7732

 豊岡の住宅地にある「海鮮喫茶・トム丼」にお邪魔しました。昨年十二月末にオープンしたばかりです。

 店主の山崎勉さん(36)は鮮魚店、回転寿司の寿司職人という経歴を持つ魚のスペシャリスト。そんな魚のプロが独立開業したお店です。「海鮮喫茶」には、気軽に立ち寄ってもらえるように、という思いが込められます。そして「トム丼」は、山崎さんの名前「つとむ」からです。面白いですね。

 店の最大の特徴は、自分の好きなネタで自分好みの海鮮丼を作るというところ。ネタケースにはマグロ(一切れ六十円)やホタテ(百二十円)、タコ(六十円)、イクラ(一さじ百二十円)など十数種類のネタが並びます。そして丼の酢飯(二百円)に好きなネタを乗せるというスタイルです。

 温かい酢飯の海鮮丼を初めて食べました。前職で賄い料理だったそうで、その美味しさを多くの人に知ってもらいたいと、温かい酢飯でやっていこうと決めたそうです。酢の調合具合、醤油選びまで全てを温かい海鮮丼に合うよう気が配られています。「温かい酢飯と冷たいネタが絶妙なんですよ」と山崎さん。

 お任せの海鮮丼、松(千二百八十円)、竹(八百八十円)、梅(六百八十円)は、お年寄りから「自分で作るのは面倒だ!」と言われ、登場したメニューだそうです。ランチタイムは日替わりで味噌汁や吸い物の汁物とサラダバーがセットになります。自分で盛るのは面倒、という人はこちらがお勧めです。

 ランチは午前十一時から午後三時まで。閉店は午後十一時。無休。

(取材・草嶋一介)

ケロコのひとことメモ

 取材の途中、店の前を通りかかり、思わず目を疑ってしまいました。店の看板に「海鮮喫茶」。なんだこりゃ。怖いもの見たさで、恐る恐る入ってみました。

 あらら、喫茶店ではないような。丼に松・竹・梅とあります。よく分からないから梅を注文。ランチにはお吸い物とサラダバイキングが付いています。

 普通の海鮮丼だと、嫌いなネタが混ざっていたり、時にはイカだけ丼とか、エビだけ丼を食べたいこともあります。この「トム丼」は私にとって、とても理想的。

 食べ終わってコーヒーを飲んだ。やっぱり「海鮮喫茶」だー。

2014年02月11日号掲載