西神楽2線18号・TEL090-8080-8881

 体にいいものが食べたい、美味しければいうことなし。そう思う人は多いのではないだろうか。そんな夢のような願いをかなえてくれるのが、このお店だ。

 「化学調味料や、体の負担になるものを除いた、体にいいものを選んで使っています。ケチャップやマヨネーズも手づくりですよ」と話す亀濱美里さん(32)と、夫の正哉さん(40)が営むコトブキスパイスは、ヴィーガンの人もそうじゃない人も一緒に食事を楽しめる。

 自身もヴィーガンの美里さんは「ヴィーガンの食べ物は牛乳、卵などが入っていないので、誰でも食べられるもの。最近は特に需要の高さを感じています。ヴィーガンとノンヴィーガンの人が楽しく過ごせるお店を作りたかったんです」と話す。

 元々、和食の板前をしていた正哉さんお手製のカレーは、ヴィーガン向けのベジカレーとそうじゃない人向けの肉や魚を使ったカレーの二種が常時用意されていて、一番の人気は二種のカレーのあいがけだ。カレーは日替わりで、レパートリーは「たぶん食材の数だけあります」とのこと。サバのココナッツカレー、チキンのココナッツカレー、和風だしのキーマカレーなど、行くたびにいろいろな味を楽しめる。

 今回頂いたのは、チキンカレーと四種類のキノコが入ったベジグリーンカレーのあいがけ(千三百九十円・税込)。「うちのカレーは混ぜて食べるのがだいご味。カレーも副菜もどんどん混ぜて、味変しながら楽しんでもらえれば」と話す正哉さんの言う通り、それぞれで食べても充分美味しかったが、混ぜるごとに味に変化が出て、さらに旨味が増した。混ぜて食べるのが大正解だ。

 子育て中の二人は、子連れの来店も大歓迎だという。子ども向けのおにぎりプレートなども用意されているので、気軽に足を運んで欲しい。
 食べると不思議と元気が出る、美味しいカレーにすっかり魅了されてしまった。絶対にまた足を運びたい。営業時間は午前十一時~午後三時。夜の営業は応相談。不定休。(作田穂菜美)

 

ケロコメモ
 ここの前は何度か通っていたけれど、スパイスカレー屋さんになっていたのは知らなかった。
 早速、本日のおすすめ「本日のカレー2種あいがけ」を頼んだ。この日はレンコンとチキンのカレーと、無農薬トマトと豆のカレー。私が作るカレーにはレンコンとか豆は入れない。これもありだ。今度入れてみよう。
 添えてある野菜がまたいい。ゴーヤに厚揚げを小さく切ったのが入っている。作っている人のセンスがいい。添加物もなしで、体にいい感じ。
 ご主人は宮古島の出身。奥様は旭川。混んでいたので聞けなかったけど、今度、馴れ初めを聞いてみよう。

2022年10月11日号掲載