永山12条4丁目・TEL0166-76-1215

 ちょっと一度食べてみてよ!
 そんなふうに人にオススメしたくなるわらびもち専門店が旭川に初出店した。その名も、「とろり天使のわらびもち」。

 札幌や帯広にも店舗があり、既に根強いファンが多い生わらびもち。それが旭川でも買えるとあって、取材当日もひっきりなしにお客さんが来店し、盛況だった。

 一番よく出るのは、王道の和三盆(小・六百八十円、大・千二百八十円/税込)とのことだが、あずき(同)もおすすめだ。あずきが練り込まれたわらびもちは、和三盆よりも甘さがしっかりしていて、食感も楽しい。

 

 「わらびもちは夏のお菓子というイメージがありますが、季節に関わらず食べて頂ければと思っています」と話す店長の水次一郎さんの一番のおすすめは、「飲むわらびもち」の抹茶味(七百三十円)。わらびもちを飲む? と疑問に思う人もいるかもしれないが、このわらびもち、飲めるのだ。

 

 生わらびもち(あずき)が入った抹茶ドリンクの上には、たっぷりのホイップクリーム。ストローでよく混ぜて吸い上げると、とろんとしたわらびもちが口の中でとろけていく。この店独特の、柔らかくてとろりとしたわらびもちだからこその味わいを一度は試してほしい。

 先月二十九日にオープンしたばかりだが、既に新商品の開発を考えているという。「オープンしてすぐですが、たくさんのお客さんが来てくれて、そしてSNSなどで宣伝をしてくれています。とてもありがたいです。今後は新商品を開発して、何度でも来店して楽しんでもらえるよう、今後もずっと愛されるお店になるよう頑張りたいと思います」と笑顔で抱負を語る水次さんだ。

 営業時間は午前九時~午後八時。年中無休。(作田穂菜美)

ケロコメモ

 わらびもち…大福とか串だんごなら食べたいと思うことがあるけれど、わらびもちはあんまり私の中では存在感がなかった。
 永山パワーズに、わらびもち専門店がオープンしたと聞いて、行ってみた。驚いたことに、次から次へとお客さんが来る。
 目をひいたのが「飲むわらびもち」。わらびもちは飲むものじゃないと言いながら、飲んでみた。
 「なんじゃこりゃ」。想像の上を行く美味しさ。太いストローを吸うと、とろとろのわらびもちがズルッと入ってくる。これはクセになる。
 生わらびもちは、お持ち帰りに。たっぷりのきな粉の中にとろけるわらびもちが! リピート決定です。

2022年11月08日号掲載