旭川市永山2ノ10・TEL76-9983

 台湾式のお茶はおおらかなものだという。「敷居が低くて、まず楽しみましょうというのが台湾のお茶。友だちと遊んだりする時も、軽い感じでお茶を楽しむんです」と話してくれたのは、代表の酒井貴規さん(38)。

 旭川デザインセンターのパレンタが、飲茶ぷーあるパレンタ店としてリニューアルしたのは今年の八月。台湾の茶葉を使った様々なお茶や、台湾スイーツ、食事を楽しめる。

 茶葉は台湾産を使った本格的なもので、青茶や緑茶、紅茶に黒茶の他、花茶なども用意されている。「オススメのお茶は『東方美人(ドンファンメイレン)』ですね。ザ・台湾のお茶! という感じで、紅茶に近い烏龍茶です。台湾っぽいお茶を楽しみたい時は、ぜひ試してみてください」と酒井さん。
 この日、ランチメニューについてきた本日のお茶はパッションフルーツの烏龍茶で、これも非常に美味しかった。スッキリとした烏龍茶にパッションフルーツの華やかな香りが合わさって、贅沢な気持ちになる。食事にも良くあった。

 ランチでいただいた一日限定十食の蒸し物セット(千六百五十円・税込)は蒸し野菜のバーニャカウダやえび餃子、中華ちまき、からあげなど、品数が多く、色々な台湾料理を味わえるお得な一品だ。

 「日本のお店で出す以上、現地の味の再現ばかりではなく、日本人が食べておいしいと思えるものを目指して作っています。現地の味と、日本の味のいいとこどりが出来るといいですね。もちろん、現地そのままの味のものも用意していますよ」と話す酒井さん。お店で一番人気のエビチャーハン(九百七十九円・同)は台湾で通いつめた現地の味を再現したものだという。

 今後はカフェメニューや夜の営業にも力を入れるといい、台湾式おしるこや、台湾のお茶を使ったミルクティーなど温かい台湾スイーツの新作も登場する。

 次はエビチャーハンと温かいスイーツを…と、今から再訪が楽しみだ。

 営業時間は月~水・日曜日が午前十一時~午後六時まで、金・土曜日が午前十一時~午後十時まで。十二月からは、月~水曜日も午後十時までの営業。木曜日定休。(作田穂菜美)

ケロコメモ
 ここは少し敷居が高いなあ、と思っていたお店。いつもトレーナーにウエストゴムのパンツをはいてウロウロしているので、ちょっとおしゃれなワンピースを着て食べに来たい感じ。
 ランチを食べたけど、値段もいつもよりワンランク上。迷った末、蒸し物セットにした。そしたらまあ、すごいすごい! 何でも少しずついろんな種類を食べたい人にぴったり。
 蒸しアボカドなんて初めて食べたけど、美味しかったので、家でもマネしています。中華ちまきもえび餃子も美味しかった。今度は単品で頼んでみようかな。アフタヌーンデザートセットもね。お腹すかせて行かなくちゃ。

2022年11月22日号掲載