神居3ノ15 TEL 63-6810
配食サービスを中心に、体に優しい手作りの弁当を販売する店。配達エリアは店から半径五㌔圏内で、定期配食(要申し込み)は一食(六百五十円以上)から、当日注文は合計千三百円以上で配達してくれるほか、昼の時間帯には店頭でテイクアウトもできる。
オーナーの広富大佳嘉さん(54)は「どのメニューもそれぞれの食材を生かし、やや薄めの味付けで、全体の栄養バランスにも配慮しています」と話す。
メニューは、肉・魚・野菜料理などおかず五品にご飯二百㌘が入るボリューム満点の「ななかまど弁当」(八百円)、肉・魚どちらかの主菜など四品にご飯百八十㌘、減塩・軟食などの調整食に対応している「シルバー弁当」(七百円)、昼食限定(午前十一時~午後二時)のサービスメニュー「ランチ弁当」(六百五十円)の三種の日替わり弁当がメイン。そのほか天丼、かつ丼、とりもも丼、ロコモコ丼などの丼ものや、カレー、オムライス、チャーハンなど二十種類以上を用意する。
同店おすすめの「ななかまど弁当」をいただいた。この日のおかずは、大葉とチーズのささみロールカツ、サケ塩焼き、豆腐の甘酢炒め、うま煮、スパゲッティサラダの五品。ロールカツは、しっとりした食感のささみに、大葉とチーズの風味が相まっておいしい。そのほかのおかずも、やさしめの味付けながらご飯に合い、多めに詰められたご飯はあっという間にぺろり。成人男性でもしっかり満足できる内容だった。
また、同店は一人暮らしの高齢者の利用が多いため、事前登録制で居住者の安否確認も行っている。広富さんは「お弁当を届けに行ったら、家の中で転んでけがをして動けなくなっている方もいました。まだまだ自分でご飯を作れるという方も、週に一回でも気軽に利用してもらいたいですね。地域に暮らす高齢者の生活が少しでも楽になるよう、今後もお手伝いしていけたら」と語る。
営業時間は、配食が午前十一時から午後七時、店頭販売が午前十一時から午後三時。電話での注文は午前八時から受け付けている。日曜日定休。(東寛樹)
ケロコメモ
今まで、お弁当はほとんど買わなかったけど、一人暮らしになって、お弁当はとてもありがたいと思う。これを自分で作るとなると、どれだけ材料を買わないとだめなのか。
とにかくここは種類が多い。毎日食べたとしても、約半月、違う丼が食べられる。それにしても色んな丼がある。週一回、一個から定期配達もあるので、充実した食生活が送れそう。
エビ丼も美味しかったけど、次はスタミナ丼にしてみようかな。丼の美味しさを再確認できるお店です。