2ノ8・TEL74-3339

 買物公園の近くに六月二十六日に開店したばかりの「おむすび はっち」に行ってきました。営業時間はお昼のみで、夜は「小町バル のらくら」になります。昼と夜で、店名もコンセプトも変わるユニークなお店です。

 中に入るとカウンターがあるのは「バル」ならでは。赤い壁の内装が洒落た印象です。
 街中で働く人たちが昼食用に買いに来ることが多いそうです。店内で食べることもできますが、おむすびとおかずを買って帰り、会社で食べるお客さんも多いとか。

 メニューを見ると、おむすびの具の種類が多いことに驚かされます。およそ三十種類。梅やおかかといった定番の具に加え、「鶏生姜(百九十円)」や「エビ明太(百九十円)」といった独自の組み合わせや、北海道らしい「自家製の三升漬け(百四十円)」や「ジンギスカン(百八十円)」といったものも。価格は百二十円から二百三十円までと控えめなので、何個も食べてみたくなります。ちなみに、百二十円は「塩むすび」、二百三十円は「ウナギ」です。

 それでは、おむすびをいただきます。まず、「半熟卵醤油漬け(二百円)」から。おむすびの中には、甘じょっぱい味付けの煮卵がまるごと一個入っていて、ご飯にとてもよく合います。しっかりとした濃い味、とろりとした半熟の黄身もたまりません。

 「南蛮味噌(百五十円)」は、自家製の南蛮味噌を使用。甘めに味付けされた味噌の中に、ほのかにピリッとした唐辛子が効いています。お酒にもよく合いそうです。

 おむすびの要のお米は、西神楽の「夢民村」で作られる「あや」という品種を使っています。もっちりとした食感で、噛み締めると甘みを感じます。

 手で握られたおむすびは、お米がふんわりとしていて食感がよく、大きさも丁度よかったです。
 ザンギ(百円)や卵焼き(百円)、野菜サラダ(百五十円)などのおかずも豊富。外食すると量が多すぎることがよくありますが、自分で好きなものだけを選べるのは嬉しいですね。しっかりとご飯を食べたいけれど、ヘルシーなものがいいなという時は、おむすびがピッタリだと思いました。

 定休日は日曜・祝日。午前十一時から午後二時(小町バル のらくらは午後四時半から午前零時)。(ライター・長祖久美子)

ケロコのひとことメモ

 ごはん大好き。特に白いごはん。お寿司を食べた後でも、締めには白いごはんを食べたくなる私。「おむすび はっち」がオープンしたと聞いた時はワクワク。すぐに行ってきました。

 定番の梅とおかか、明太子などの他に、自分では入れない具がズラリ。内心、あんまり特別なのはいらない!普通の具がいいと思っていたけれど、なるほどおいしくて楽しい。

 翌日も続けて行ったところ、焼きたての卵焼きがありました。大好きなごぼう棒にマカロニサラダ。そして塩むすび。私にとって最高のお昼ごはんになりました。

2017年07月17日号掲載