旭川歌人クラブの会長や短歌誌「かぎろひ」の編集・発行人として幅広い活動をしてきた西勝洋一さんが一月三十日、入院先の旭川赤十字病院で死去した。八十歳だった。

「本人が一番驚いているのでは」

 妻のみどりさん(70)と娘・香奈子さん(46)によると、西勝さんは三年ほど前から、間質性肺炎の治療のために通院していたという。昨年十二月十八日、風邪のような症状があり、「午後からかぎろひの会合があるから、午前中に病院に行く」と言って、掛かり付けの病院で診察を受けた。そこで、赤十字病院を受診するよう指示され、そのまま入院となった。

 亡くなる前日まで、病室にパソコンを持ち込むなどして短歌の仕事などを精力的に続けていた。みどりさんは、「突然こんなことになって、本人が一番驚いているんじゃないでしょうか。前日に、医師の許可を得て会ったのですが、短歌のことでいろいろ指示をしたりして、帰宅する気満々でしたから」と話す。

(工藤 稔)

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